不動産売却情報 2019令和に入っての市場動向 高値ピークは2019年8月まで?
売 2019.0621在庫数激減の中 高止まりの物件価格 高値ピークは2019年8月まで?
福岡県の南に位置する 大野城市 春日市 隣接するこのエリアは3年前日本で最も住みたい街ベスト3に選ばれる程 人気の高い市区である。その人気の理由は立地と環境 アジアの窓口となっている福岡空港には 世界より数多くの旅行客が来日している また、 湾岸ベイサイドエリアからも 船舶などから 韓国 中国などから多くの観光客が来福している。その日本有数の発展都市 博多エリア 天神エリアまで 車で30分圏内 電車で10分ほどで 到着できる優れた立地である。 また、緑あふれる住環境や 子育て環境に恵まれ 日本有数のベットタウンとなっている。
その人気はこの町に住みたい多くの希望者を生みだし 加熱し 急激に価格は上昇を続けている。
大野城と春日市の土地価格は 売り出し物件価格の中央値が2017年6月に1857万円 だったの対し 2019年6月には 2024万円まで 上昇している(不動産精密査定 データベースより)同じく3年てみてみると2017年6月の土地坪単価は26万7千円に対し 2019年6月には29万8千円まで上昇してきた。
売却資産が10%以上上昇したい事になる
ところが この上昇に陰りが見え始めている 市場動向の要である 在庫数の変動が大きく滞留している 専門家によるとここ3年間は在庫が少なく400件~450件を推移してきたのに対し 現在では500件を常に超えた在庫があり また、 在庫回転期間も(市場在庫÷月間売却数)も4か月台だったのに対し 8か月~9か月台の在庫あまりの状況となっており 売却期間も2倍以上かかるようになってきている。
専門家によると この状況は価格の下落につながる前兆である可能性が高く オリンピックに向け加熱を続けた不動産投資に金融機関の融資が厳しくなり 減速が見え始めているといえる。
これまでの経緯を考えると 価格が崩れ出すと 大幅に下がる可能性もあるという。
大野城市 春日市の不動産会社の営業担当者に話を聞くと 現在の価格はかなり相場を超えた物件が多くあり これまではそれでも売れてきたのだが 最近は 消費者も相場観をよく理解し 物件が売れの事っていると話ている。
現在、相続等でこの地に物件を所有し いつかは売却を検討しているなら いまがピークの価格かもしれない。
現在の価格がいくらなのか? 把握しておくこと 売却が可能であれば 地域の専門の不動産会社に相談することを検討することが賢明かもしれない。
著者 一般社団法人 住宅流通促進協議会 工藤英寿