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地価公示

2018.0614

さて、先日は3月27日に平成30年の地価(1月1日時点)が公示されました。

まず、地価公示とは
土地鑑定委員会が毎年1回標準地の正常な価格を公示し一般の土地の取引価格に対して指標を与えるとともに公共事業用地の取得価格算定の規準とされまた、国土利用計画法に基づく土地取引の規制における土地価格算定の規準とされる等により、適正な地価の形成に寄与することを目的としているものです。

少し堅苦しい文章が続きましたが今後のご売却の際に価格の指標となるということです。

「国土交通省平成30年地価公示」の概要を見ると、住宅地において47都道府県の中で地価変動率が前年比1.0%以上+となっているのは、福岡/東京/福島/宮城

また、商業地では、福岡/東京/神奈川/千葉/埼玉/兵庫/熊本/長崎/北海道/宮城/愛知/京都/大阪/広島となっており、住宅地・商業地の双方が1.0%以上+となっているのは
福岡/東京/宮城の2都県しかありません。全国的に見ても福岡の上昇率が高いことがうかがえますね。

次に、「平成30年地価公示の概要(実施:国土交通省土地鑑定委員会)」を見ると
福岡県では、住宅地の上昇市町数は前年の21市町→25市町へ増加し引き続き上昇の結果となった市町は以下の通りでした。

6年連続上昇:福岡市、新宮町、粕屋町
5年連続上昇:筑後市、春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町
4年連続上昇:久留米市、筑紫野市、古賀市、福津市、志免町
3年連続上昇:糸島市、篠栗町
2年連続上昇:小郡市、宇美町、須恵町、久山町、水巻町、筑前町

先程、全国の中でも福岡県は非常に高い地価上昇率となっていることをお伝えしましたが、その中でもみなさんがお住まいの地域はトップクラスだということがわかりますね。

※地価上昇中※
こちらのリンク先も併せてご参照ください。
(土地代データ https://tochidai.info/fukuoka/

ただ、マンションの基本指数(成約物件)(西日本レインズ中古マンション基本指数2017年参照)を見てみると
成約件数は前年比3.3%+となっていますが、実は成約価格は昨年、今年と2年連続で上昇率が下がってきているのです。
価格の上昇に買主さんがついてきていない様子が見受けられますね。

不動産売買には売りたい方と買いたい方が必ず存在しそのニーズは相反しています。
売りたい方は少しでも高く、買いたい方は少しでも安く買いたいというニーズです。
そして、その需要と供給で取引される価格が大きく変わってくるため、「いつ売るか」が重要なポイントとなります。

買いたい方のニーズやタイミングをうまく見極めながらご売却の計画を立てていくことがこれからは求められてきますので、現在の価値がわかる不動産精密査定がとても重要になります。

この記事を書いた人

瀬戸口 祐樹エージェント

瀬戸口 祐樹 エージェント

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