不動産売却の「囲い込み」って何?(前編)
売 2018.0520売主さんが複数の不動産会社に査定したり、売主さんが自分自身の物件の相場や、現在売却中の物件との比較ができずに、不動産会社を信用して活動する売却時に起こる不動産の販売方法の一つで、売却を依頼した不動産会社が両手の手数料を獲得する為に、他の業者の買主の物件見学や購入申込をブロックして、自社だけで完結する担当者だけで完結する販売方法の一つで、宅建業法違反行為(いわゆる業法違反)です。
残念ながら、その実態を知らない売主が多いので、訴訟などが起こったケースは少ないですが、売主は確実に1割~3割の損失を被ります。普通なら損害賠償請求する事ですが、市場の動向、物件の需要と供給による価格の適正「リアルタイム価格」がわからないので、実証する方法が無いと思われているのです。
リアルタイム価格とは?
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実証する方法がこちら
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競合で飛びぬけて高い金額の査定をしている会社や担当者のほとんどがこれに該当しているそうです。
実は、両手を専門にしている会社の多くは、売主さんを損させたほうが儲かる仕組みになっているのです。(もちろんすべてではありませんが・・・)
カラクリはカンタンです。
不動産精密査定で算出した適正な価格で売却すると、他の不動産会社の紹介などで、沢山の買主に情報がいきわたり、市場で最も高値を付ける人で決まるので、高値売却が実現します。
ところが、他の業者さんの案内や見学を商談中などと嘘をつき、妨げる方法をとっている不動産会社や担当者があります。
この理由は、売主、買主の両方から手数料を取得でき、2倍の手数料が入るからです。
もっとも取引が楽で、手数料が多いのが、建設会社、不動産会社への売却です。
業者はプロですし、決済も早いので安全な取引がカンタンに実現します
しかし、買取業者はできるだけ安く仕入れをしないと採算が合わないのですが、不動産会社としては、売主。買主と両方手数料が得られるだけでなく、業者がさらに再販する際に、再度、仲介しそこからも手数料を取得できるので、3倍、4倍の手数料を手にできるのです。すなわち、できるだけ高値の売主だけの手数料より安く業者や、直接買い手を見つければ、2倍の方が総額がより大きいという事になるのです。
カンタンに言えば、何度も買ってくれる買取業者に安く売った方が安全で儲かる
という事です。
別の表現をすれば
売主を損させたほうが儲かる仕組み=「囲い込み」なのです。
実際に、他の不動産会社からの買主の購入のオファーを断り、売主に価格を下げさせ、買取業者や自分の顧客へ安く売る不動産会社も多いのです。
不動産売却「囲い込みって何?」 後編に続く